夏になると、ニィニが色々な昆虫を持ち帰ってきます。
今回は羽化不全のセミを連れてきたお話です。
写真もありますので苦手な方はご注意ください。
ニイニイゼミがやってきました
「お布団、お布団作るよ!」
「待って! 布団よりエサだよ!」
仕事から帰ってくると、大騒ぎしている2人。
「お母さん! セミってゼリーでいいんだっけ?」
「…おかえり! とかないの?
セミはエサ難しいから逃がすんでしょう?」
「違うんだよ! 飛べないの!」
ニィニが見せたセミを見ると羽化不全で羽が伸びていません。
「これから羽が広がると思うんだ!」
「もう伸びないと思うけどなぁ」
「それはお母さんの考えでしょ? やってみないとわからないじゃん!」
「そうだよ、マミー! やってみよう⁉︎」
という訳で一晩お泊まりすることになりました。
☝️羽が伸びていませんね。小さな小さなニイニイゼミです。
「赤ちゃん、大丈夫かな〜?」(マジ)
「イモートちゃん、これは小さいセミ。大人よ」
「え? じゃあシワシワだからおばあちゃん?」(マジ2)
「いやいや、お姉さんぐらいかね」
「ちょっとシッ! 寝れないじゃん!💢」(こっちもマジ)
我が家には虫かご、昆虫ゼリー、ハチミツが常備されています。
これでだいたい何とかなります。
今宵のお客さんには木材の切れ端のベッドと
ハチミツを溶かした夕ご飯が用意されました。
「明日の朝になったらお外に出そうね」
「明日、伸びるといいね✨」
翌日になっても羽は伸びませんでしたが、お別れです。
「飛べないとさ、死んじゃうよ? ウチがいいよ」
「でも、お外出られないままより良くない?」
「それはそうかもしれないけど…」
「自分でご飯食べられるようになったら、死なないよ」
近所の桜の木に止まらせてあげて、渋々お別れです。
ニィニよ、
自然の楽しさも厳しさも感じて大きくなっていってね。
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